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特徴等
小樽市街地の北部に位置する旧手宮駅は、明治13年(1880)に開通した幌内鉄道の起点であり、石狩・空知地方からの石炭の積出や、開拓に必要な生活物資などの輸送、道内の産物輸送にかかわる海陸交通の接点として発展した。機関車庫をはじめ、蒸気機関時代の鉄道駅を構成する6件の建造物が重要文化財に指定され、手宮駅の発達さらには北海道開拓の基盤整備の過程を今に伝えている。
機関車庫1号は、明治41年(1908)に輸送需要の増加に応じて増設された機関車庫で、イギリス積の煉瓦造、屋根は背面に下る鉄板葺きの流屋根である。竣工時には間口が5口あったが、昭和初期に2口になり、平成8年(1996)にもとの5口に復元された。当初のものは、向かって右側(東側)の2口である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/小樽市HP
2018-10-11
旧手宮鉄道施設 機関車庫1号
(撮影:2008-7)
旧手宮鉄道施設 機関車庫1号
(撮影:2008-7)
番号・名称 年 代   構造等
24 旧手宮鉄道施設 機関車庫1号 明治41年(1908)頃 煉瓦造、引込線附属
       
       
       
       
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